いつもmrubyとかmruby/c動いたで終わってしまうのでもうちょっと突っ込んでみる。
Peripheralをmrubyで動かしてこそmrubyを使った感があると思う。
- M5StackのLCD用に mruby-lcd-m5stack がある。
github.com - mrubyだと build_config.rb で組込む様だがPlatformIOでやっている分には build_config.rb が見当たらない。
- platformio.iniのlib_depsに追加してみるか。
- M5Stack.hをインクルードしているので、試しにM5Unifiedを入れてみる。
- mruby.hもインクルードしている。
- mruby/cはmrubyc.hになるから mruby-lcd-m5stack はmruby用かとここで気付く
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るびまに記事があった。
仕様としてはLcdのフォントサイズを指定し、printで表示させることを目指す。
クラスとしてDisplayでクラスメソッドとしていset_text_sizeとprintを使用する。
- Display.set_text_size
- Display.print
様々な機種に対応できる様にM5Unifiedを使用する。
platformio.ini
lib_deps = https://github.com/mrubyc/mrubyc M5Unified
クラス定義用としてdefine_classes.[h|cpp]を作成。
define_classes.h
void define_display_class();
define_classes.cpp
#include <M5Unified.h> #include <mrubyc.h> #include "define_classes.h" static void class_display_set_text_size(mrb_vm *vm, mrb_value *v, int argc) { } static void class_display_print(mrb_vm *vm, mrb_value *v, int argc) { } void define_display_class() { mrb_class *class_display; class_display = mrbc_define_class(0, "Display", mrbc_class_object); mrbc_define_method(0, class_display, "set_text_size", class_display_set_text_size); mrbc_define_method(0, class_display, "print", class_display_print); }
- mrbc_define_classでクラス定義をする。
- 最初は0でいいということなのでこのままですすめる。
- 次はクラス名
- 次は親クラスを指定ということだが今はこのままで進める。
- mrbc_define_methodでメソッドを定義する。
メソッドはまだうまくいっていないのでここでは中身は空で表現した。
main.c から呼び出す。
int main(void) { . . mrbc_init(memory_pool, MRBC_MEMORY_SIZE); define_display_class(); . .
ここで暫くハマってしまった。
define_display_classが見つからないとエラーがでてしまう。
mrubycはC言語のみだったが、M5UnifiedはC++も使っている。
- main.cファイルはmain.cppにしなければならない。
- C++では外部ファイルからC関数を使用するにはextern "C" {}で囲まないといけない。
define_classes.h
extern "C" { void define_display_class(); }
main.cpp
extern "C" { void app_main() { main(); } }
これでコンパイルが通る様になった。
まだ中身はないので次で動くといいな。