ひとしれずひっそり

主にソフトに関することをメモしていきます。過程をそのまま書いていたりするので間違いが含まれます。鵜呑みしない様に。

CLP-300メンテ

YAMAHA Clavinova CLP-300の鍵盤が戻りにくい箇所があって騙し騙し使っていたがバラしてみた。
前にバラしたことはあったがはるか昔で忘れてしまっていてこちらが参考になった。

www.youtube.com

元の位置がわかる様にマスキングテープで鍵盤に番号を振る

下から見て四隅の四角い座金が付いているネジ4本を外し、両サイドを持ち上げるとフタが開いて基板やキーボードが出てくるのでキーボード部を取り出す。
(詳しくは参照した動画を参考にして)

板バネを外す。

鍵盤と錘はこの菱形のようなバネを持ち上げながら上に持ち上げて前後させたりすると取れる。上側で鍵盤が下側で錘が取れない様になっている。

全部バラしていく

グリスが固くなってだいぶ汚れていたので、鍵盤が戻らないのはこのせいではと思って全部綺麗にしたのだが結論からはこの汚れば関係なかった。
隣の鍵盤とこの汚れでくっついて戻らないのかと思ったのだが、それ以上に隙間があるので見当はずれだった。

鍵盤が戻りにくい一番の原因はフェルトに溜まった埃のせいで引っかかっているためだった。
鍵盤を組んで板バネを外した状態にする。この状態で鍵盤を持ち上げて離すと直ぐに下がるのだが、下がるのがゆっくりだったり下がらない場合の原因はこれに起因すると考えられる。
これは黒鍵の方だが全体的にさっと綺麗にしたつもりだったがこびりついている埃が残っている。歯ブラシで埃をかき出して綺麗にすると下がる様になった。

これで組み直していくが2、3箇所気になる箇所がある。 もう一度バラして掃除し直してみたりしても改善しないので、ハジのあまり使わない箇所と交換したら改善した。

何回も組み直したりで合計10時間くらい費やしたが全部気にならないくらいに回復した。
グリスは最初タミヤのものを使用したが粘度が足りず普通に機械で使用する蛇腹に入っているグリスを買ってきて使った。

鍵盤の戻りもさることながら音も綺麗になった。鍵盤が戻らず押された状態で音が混ざって濁っていたのだろう。